グローバル債券型投資信託比較

　グローバル債権型投資信託(外国債権型投資信託)とは、主に海外の債券で運用する投資信託です。世界各国の債券に分散するものから、米国や欧州の主要先進国の債券中心に投資するものや新興国の債券に投資するものなどがあります。また、為替リスクをヘッジするタイプなどもあります。株に比べリスクの低い債権に投資して安定した収益をあげることのできるグローバル債権型投資信託は、投資信託ブームの火付け役となったグロソブが代表的な投資信託です。
　数多くの人気グローバル債権型投資信託が出ています。各社人気ファンドを比較してください。

ファンド名	ファンド概要	主要販売会社
グローバル・ソブリン・オープン	世界主要先進国のソブリン債券に投資　純資産残高トップの巨大ファンド　毎月分配型投資信託人気のきっかけになったとも言える人気ファンド　販売会社も多く、手数料無料のノーロードで扱う会社も多数あります。毎月分配型の他に、３ヶ月決算型・１年決算型や確定拠出年金専用ファンドもあります。 　基準価格８０００円台を推移、分配金は安定して毎月４０円を出している実績が、投資信託ブームの火付け役になったとも言われています。	三菱ＵＦＪ証券 イー・トレード証券 カブドットコム証券 楽天証券 オリックス証券 イーバンク銀行
ダイワ・グローバル債券ファンド	大和証券でしか買えない高利回りのグローバル債券型投資信託	大和証券
三菱ＵＦＪ外国債券オープン	日本を除く世界主要国の国債等に投資する人気投資信託 三菱東京ＵＦＪ銀行など銀行での販売が多い	三菱東京UFJ銀行
ピムコハイ・インカム毎月分配型ファンド	日本を除く世界各国のハイイールド債券（低格付け・高利回りの事業債）を50％程度、投資適格債券を50％程度、組入れます。グローバル債券運用で実績のあるピムコ社が運用を担当します。	三菱UFJ証券 三菱東京UFJ銀行 カブドットコム証券 イーバンク銀行
DIAM 高格付インカム･オープン	国債を中心に信用力の高いAA格以上の格付を取得している流動性の高い銘柄に投資 毎月分配・６．１２月には運用成績次第でボーナスの可能性もあります。 愛称ハッピークローバーという呼び名の方が世間では知られている	みずほ銀行 イー・トレード証券 楽天証券 丸三証券 オリックス証券 イーバンク銀行
高金利先進国債券オープン	高金利先進国債券マザーファンドへの投資を通じ、世界の主要先進国(OECD加盟国)のうち、信用力が高く、相対的に金利が高い国の国債、州政府債、政府保証債、国際機関債等に投資　　愛称月桂樹	日興コーディアル証券 関東つくば銀行 札幌銀行
日興五大陸債券ファンド	日本を除く先進国の国債に８０％新興国の国債に２０％を投資　郵貯専用投資信託	郵便貯金
ＰＣＡ米国高利回り社債オープン	米国の高利回り社債に投資を行っています。S＆P社またはムーディーズ社いずれかにより、B-格相当以上の格付けを得ている債券に投資します	オリックス証券 イーバンク銀行
ノムラファンドマスターズ世界債券	世界各国の債券に投資する複数の投資信託を投資対象としたファンドオブファンズ形式の投資信託	野村證券
ドレスナー・ハイ・イールド・インカム・ファンド	米ドル建て毎月分配型投資信託　１９９８年の設定以来、安定した分配と堅調な基準価格の推移が大きな魅力	三菱UFJ証券
みずほ豪ドル債券ファンド	オーストラリアの信用力の高い公社債（豪ドル建て）に投資を行い、毎月分配に加え５・１１月にはボーナス分配も予定されています	みずほ銀行

　グローバル債権型投資信託とは　　世界各国の国債や社債に投資する投資信託。主として高利回り債権国に投資するファンドが大半を占め、グロソブ人気が沸騰した後、多数設定販売されている。米国国債など比較的安定した債権に投資するファンドから、リスクの高い新興国債権に投資するファンドなどもあり、その中身をよく見極める必要がある。

ファンド名	ファンド概要	主要販売会社
三菱ＵＦＪ世界国債インデックスファンド	シティグループ世界国債インデックス（除く日本、円ベース）の動きに概ね連動することを目指して運用を行うノーロード投資信託	カブドットコム証券
ダイワ 世界債券ファンド　ワールドプライム	米ドル､カナダドル､豪ドル､ユーロ等､英ポンド､北欧･東欧通貨の各通貨建ての公社債等に均等投資　毎月の高額分配が魅力	大和証券
エマージング・ソブリン・オープン	エマージング・カントリーのソブリン債及び準ソブリン債に投資対　毎月の安定した高額分配が魅力。一部証券会社楽天証券や カブドットコム証券・イーバンク銀行では、手数料無料のノーロードです	イー・トレード証券 カブドットコム証券 楽天証券 オリックス証券 イーバンク銀行
豪ドル毎月分配型ファンド	豪ドル建債券で「安定運用」し、「毎月分配」を目指すファンドです	三菱ＵＦＪ証券 三菱東京UFJ銀行 カブドットコム証券
三井住友ヨーロッパ国債ファンド	ＥＵ（欧州連合）加盟国の国債を主要投資対象として、信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指します。	イーバンク銀行
三井住友豪ドル債ファンド	オーストラリアドル建て及びニュージーランドドル建ての国債、政府機関債、モーゲージ証券、社債等を実質的な投資対象とした毎月分配型投資信託	三井住友銀行
世界のサイフ	投資対象は経済協力開発機構（OECD）加盟国およびこれらに準ずる国の通貨建ての短期債券などとし、相対的に高金利の10通貨に均等分散投資	新生銀行

　グローバル債権型投資信託のリスク　グローバル債権型投資信託は海外の債券に投資するファンドです。その為、最大のリスク要因は円高による為替差損の発生ということになります。逆に円安になれば為替差益も得られますが、経済のグローバル化により、為替変動要因も多岐にわたるようになり将来的な円高のリスクを念頭に置いて投資するべきだと考えられます。また、信用度の低い国に投資した債券などは、その利回りが高い反面、かなり高いカントリーリスク要因を抱えていると考えるべきでしょう。

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